NTPサーバの設定について
NTPとは
NTP(Network Time Protocol)は、時刻同期サービスとも呼ばれ、ネットワークを通じて機器の時刻を合わせる仕組み(プロトコル)です。 パソコンの時刻が正確でない場合、例えばメールの送受信で表示される送信時刻が正確でなくなり、いつ送られたメールなのかが不明確になってしまいます。 また、ネットワーク機器の時刻が正確でない場合、データの保存時刻や記録されたログの時刻が不正確となり、データのやり取りやログ・記録の追跡が難しくなってしまいます。 そのため、パソコンやネットワーク機器では、定期的にNTPサーバに接続して、時刻を正確にする事が必要となります。 |
公開されているNTPサーバの代表例
一般に利用して利用が可能な「公開NTPサーバ」の例をご紹介します。 インターネットマルチフィード(ntp.jst.mfeed.ad.jp) 独立行政法人情報通信研究機構(ntp.nict.jp) 一般にネットワーク的に近いNTPサーバを利用することが推奨されています。 以前では、古くより公開NTPサーバを提供している福岡大学のNTPサーバを設定することがありましたが、後述の理由により、他のNTPサーバへの設定変更が推奨されています。 |
福岡大学のNTPサービス
福岡大学では、1993年10月より公開NTPサービスを提供しておられますが、2005年頃からアクセス過多によるトラブルが発生したり、大学のネットワークを圧迫している状況が続いていることから、NTPサーバの停止が予告されているため、設定変更が推奨されています。 2019年現在では、情報通信研究機構(NICT)やインターネットマルチフィード(mfeed)等、一般に利用出来るNTPサーバの選択肢がある状況です。 福岡大学のNTPサーバに接続する設定になっているパソコンやネットワーク機器は、他のNTPサーバへ変更してください。 福岡大学 情報基盤センター 公開NTPサービスについてのページ |
福岡大学のNTPサービスへの通信検知
NetStableでは、福岡大学のNTPサービスを利用しようとする通信を検知するシグネチャをリリースしています。
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まとめ
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