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2018年07月27日
LINEを業務関係で利用する場合の注意
LINEの利用
メッセージングアプリ「LINE」は、圧倒的な普及率となっており、日本でのアクティブユーザー数は
7500万人※を誇る主要なメッセージングアプリケーションとなっています。
メインであるスマートフォン向けアプリケーション以外にも、WindowsやMac等のPC向けや、タブレット版のアプリケーションも公開されており、様々な環境で利用出来る便利なツールとなっています。
また、LINEは利用者が多いため、個人間での連絡で利用される以外にも、業務連絡や一斉連絡で利用される
ケースも増えています。
今回はLINEを業務関係で利用する際の注意点について触れていきたいと思います。
※ LINE株式会社 平成30年12月期 第1四半期決算説明会 プレゼンテーション資料 より
https://scdn.line-apps.com/stf/linecorp/ja/ir/all/2018042502JP.pdf
業務でLINEを使う注意点
個人向けのLINEを業務用ツールとして利用する場合、一般的な業務用チャットツールと比べ、以下のような課題があります。
- 業務データとして送信したファイルをKeepやノート機能を用い、個人的に保存できる
- 個人データと業務データが混在してしまう
- 役職等によるアクセス制限が出来ない
- 退職後も以前のデータにアクセスできてしまう
LINEは利用者数が多いため、連絡用としてすぐ利用出来るのはメリットですが、業務で利用する場合は他の業務用チャットツールやメッセージツールを利用されることをお勧めします。
LINEの業務利用向け有償アプリ「LINE WORKS」もあります。
こちらは上記の業務用チャットツールの機能を一通り備えたアプリで、操作画面や使い勝手がLINEに類似しており、LINEユーザーの導入しやすさがメリットです。
ただし、同様の機能を備えたサービスは、有償・無償を問わず多くの選択肢がありますので、様々な選択肢を検討頂ければと思います。
NetStableでの検知
NetStableでは、Windows版・Mac版のLINEアプリの通信を検知するシグネチャを2018年4月11日にリリースしております。
- 2000870 LINE SSL Client request 1 (検知)
- 2000871 LINE SSL Server Response 1 (検知)
4月の検出状況によると、半数を超える約57%でLINEが利用されていることが分かりました。
個人の利用の場合もあるので、各組織のセキュリティルールに従って判断をお願い致します。
まとめ
- LINEは7500万人が利用しているツール
- LINEを業務利用するには、課題がいくつかあるためお勧めできない
- LINEの利用は、各組織のセキュリティルールにて判断する