注意喚起情報 Alert info
2019年03月28日
更新】警告メッセージと警告音でパソコンの故障を煽るサイトについて
概要
Webページ閲覧をしていると、「Windowsが破損しています」などのメッセージが表示され、ソフトのインストール等を迫る画面が表示されるという報告が増えています。
この画面は偽の警告画面で、パソコンがスキャンされた結果、システムに問題があるように見せかけるものです。
ブザー音のような警告音や、アナウンスのような音声が流れる場合もあります。
これは、パソコンが故障していると誤解させ、対処のため画面をクリックさせようとするものです。
表示される理由と対処
この「Windowsが破損しています」の画面は、Webページの広告の仕組みを利用して表示され、パソコン側に不正なソフトがインストールされた可能性は低いと考えられます。
不安を煽るメッセージを表示するだけのものがほとんどです。
画面上のボタンをクリックした場合、画面を閉じても警告画面が消えない場合、パソコンの動作に気になる点がある場合は、動作しているソフトの確認や、ウイルスチェックを行ってください。
この画面が表示された場合は、画面内のボタンなどはクリックせず、ブラウザの「×」ボタンで閉じてください。
「×」ボタンが表示されない場合は、全画面モードに切り替わっている可能性があるため、「F11」キーを押してから「×」ボタンで閉じてください。
NetStableでの検知
NetStableでは、この「Windowsが破損しています」と表示する偽警告画面の表示を検知・抑制する
シグネチャをリリースしています。
- [防御] 2001059 Fake Windows Error Msg
- [防御] 2001086 Fake Microsoft error page
このシグネチャが検出された場合は、該当のIPアドレスの端末で偽警告画面が表示された事を示します。
端末上で警告画面が繰り返し表示されていないか確認して下さい。
問題が残っている場合はウイルスチェックを行ってください。
まとめ
- 「Windowsが破損しています」と表示される画面は偽物の警告画面
- 表示された場合はクリックせずに、ブラウザの「×」ボタンで閉じる
- NetStableで検知された場合は、端末の状況を確認して対処する